【大阪】初めてのハプニングバー
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俺が最初ハプニングバーの存在を知ったのはエロい掲示板を見ていたときのこと。
「セックスを見せたけりゃハプニングバー行ってやればいいだけか。」
という書き込みが目に飛び込んだ。
ハプニングバーとは?
ハプニングバーでは見せたり見せられたということが行われているのか?
俺はその場所に興味を持った。
早速ネットで調べ始めた。
アンダーグラウンドな情報はネットで調べるのが一番だろう。
すると何軒かのハプニングバーのホームページを見つけた。
東京が多いが大阪にもあるらしい。
しかし、どのホームページを見ても中で何が行われているかは分からなかった。
ホームページに併設されている写真BBSには下着姿の女性、コスプレの女性、裸の女性、縛られている女性(ときどき男も)、張り付け台に張り付けられている女性(ときどき男も)、男性に責められている女性など色々な写真があった。
しかし、写真では端的なことしか分からない。
ハプニングバーの全体像が見えない。
そして、全体像が書かれた資料はネットのどこにもなかった。
俺は真実を突き止めてやろうとハプニングバーへ行ってみることにした。
大阪にはハプニングバーが10数軒あり、まずはどの店に行くべきかを調べた。
ホームページしか頼りになる資料がないので、まずホームページの充実している店を何軒かリストアップした。
店内写真が充実しているもの、そして店内の構造が分かるもの、写真BBSなどからある程度客層が分かるものなどだ。
その中で雰囲気の気に入ったものに絞る。
ほとんどがバー形式になっているが、マンションの一室を借りて営業している店もある。
マンションとはいかにも怪しい。
バー形式の店に絞る。
その中で料金の安いものを選んだ。
と言っても結構高い。とくに単独男性は高く設定されている。
どのハプニングバーもそうだが、女性客には安くして、女性客を呼び込み、女性客目当ての男性客が集まりやすいようにして、男性客からお金を取る仕組みになっている。
男性客を安くすると多く来すぎるという配慮もあるだろう。
少々高いかなという値段設定になっている。
例をあげるとこうなっている。
入会金
男性3000円
女性0円
チャージ
カップル5000円(4ドリンク付き)
単独男性5000円(2ドリンク付き)
単独女性3000円(2ドリンク付き)
つまり、初めていく単独男性は8000円かかるのだ。
レポートのためとはいえ8000円はきつい。
しかし、これはまだ良心的な値段だ。
高いところでは1万円を超えるところもある。
ちょうど見ていたホームページでクーポンがあり入会金無料になる。
5000円で入ることができる。
この値段ならば良いかと思い覚悟を決め出かけた。
なかなか時間が取れず日曜の夜に行くことにした。
本来は土曜の夜が一番盛況であろう。
時間ははやり出すであろう9時台の前、8時台を狙って行った。
客がまばらな状態からどのように盛り上がっていくのかをつぶさに観察するためだ。
路地裏にひっそりとたたずむようにそのハプニングバーはあった。
店は2階にあり外の階段を登って直接店に行くようになっている。
未知の世界に飛び込むのである。
緊張する。
レポート書くぞ!
俺は自分勝手に課した使命を胸に階段を登った。
ドアを開けるとすぐ半畳ほどのスペースに黒幕が垂れ下がり中の様子は全く分からない。
俺は「すみません」と呼びかけた。
するとなかからマスターらしき男性が現れた。
ちょび髭を生やした細身の50代。
いかにもバーのマスターといった風貌だ。
愛想笑いをするわけでもなく淡々と入会手続きを進めていく。
ハプニングバーでは男性は大抵身分証明が必要だ。
(女性は不要なところが多い)
これは店でのトラブルを未然に防ぐためだ。
もし、トラブルを起こした男性は入店禁止になったうえに、店内に実名で貼り出される。
トラブルが起これば即店は潰れるだろうから、店側はそれだけ敏感になっているのだ。
またこの男女の扱いの違いから分かるようにハプニングバーでは女性が楽しめる場を提供できるよう工夫されている。
完全に女尊男卑である。
この精神にそぐわない男性は入店しない方がいいだろう。
決して卑屈になれと言っているわけではない。
どちらかと言うとエスコート能力の高さを試される場である。
マナーがあり紳士的に振舞えるか、女性を心地良い空気で包み込めるかであろう。
女性も単に変わったプレイが好きな人が集まっているわけではなくて、この空気を味わいたくて来ている人も多い。
女性の風俗というとホストクラブしかないのが現状だが、性風俗というとまだまだマイナーながらハプニングバーということになるだろう。
紙を渡され自分の店での目的、趣向をチェック形式で記入した。
3Pだとか露出だとかだ。
これを見て店側が趣味の合う人とマッチングしてくれるらしい。
俺はMには興味がないので、Sかノーマルのプレイにチェックした。
手続きが終わるとドリンクチケット2枚を渡されていざ入店である。
黒幕を開けるとすぐそこにはカウンターがあった。
カウンターには8席ぐらい座れるであろうか。
カウンターの後ろには4、5人が座れるコの字型のソファ席が1席ある。
スタッフは3名おり、カウンターの中でお酒を作っている。
1人はさきほどのマスター、残りの2人は女性である。
いかにもバーテンといった服に身を包んでいる。
これだけを見ればどこにでもあるバーである。
店内は多少薄暗くなっているが普通のバーでもありえる照明だ。
ただところどころボンテージの衣装が飾ってあったり、鞭や縄がぶら下がっていたりする。
これとてオブジェと思えば違和感はない。
ただ、これは実際使うこともできるのが普通のバーと違うところだろう。
ただ、少々狭いという印象を受けた。
客はカウンターにカップルが1組座っている。
男性はスーツ、女性はワンピースを来ている。
顔が見えなかったので歳までわからないが30歳前後ではないだろうか。
そしてカウンター付近に立ってインターネットを見ているのであろうか、パソコンをいじっている男性がいる。
裸にブーメランパンツを履いているだけである。
歳は30代後半であろうか。体型は30代後半にありがちな中肉中背である。
俺はさすがにいきなりのパンツ姿を見てドキッとしたが平静を装った。
俺はまずスタッフから店の構造、ルールの説明を受けた。
ホームページであらかじめ目を通していたから大体のことは分かる。
店の構造は、さきほど説明したカウンターとソファのほかに、ロッカールーム、シャワールーム、そしてSMルーム、カップルルームがある。
単独男性はカウンターとソファしか行けない。
他の場所はカップルか単独女性しか利用できない。
SMルームだけは先に入っているカップルもしくは単独女性の許可が下りれば入ることができる。
SMルームとは張り付け台や吊りのためのフック、縄などが用意されておりSMを楽しむことができる。
単独男性との絡みにも兼用される。
ソファからスモークミラーで若干中が見えるようになっている。SMルーム側の照明を付けたり消したりすることで中がはっきり見えたり全く見えなくしたりと調整できるようになっている。
カップルルームはカップルが座れるペアソファの部屋が数個と乱交用の広めの部屋が1つある。
部屋ごとに薄いカーテンで仕切られている。
エッチなことするための部屋で、隣はシルエットが見えるが顔は分からない。喘ぎ声がよく聞こえるようになっている。いつもとは違う雰囲気でエッチできるようになっている。
乱交用の部屋はスワッピング、相互鑑賞をするための部屋だ。
スワッピングを必ずしなくてはいけないわけではなくて相互鑑賞だけで済ませることもできる。ただ何もせずに見ているだけは許されない。
また女性用のコスプレが多数用意されておりコスプレするだけでも十分楽しめる。
ナース、スチュワーデス、女子高生、婦人警官(ミニスカポリス)、メイド服、チャイナ服、ベビードール、その他ジャンル分けできない沢山の衣装だ。
おそらく100着ぐらいはあるのではないだろうか。
俺はまずトイレへ行った。
するとさきほど説明したようにトラブルを起こし出入り禁止になった人物の実名が貼りだされていた。
これにもビックリした。
俺はソファに通された。
ソファにはカップル1組、男性2名が座っている。
ちょっと狭いのではないかと思ったが通されたので仕方ない。
みんなにつめてもらって座った。
カップルの男性はメガネをかけていて髪の毛が長く後ろでくくっていて細身である。
歳は20代後半であろうか。
女性の方は20代半ばだろうか。ぽっちゃりまでいかないぐらいのちょっと太め。身長も平均的な女性である。
どこか癖があるわけではなく一般的な女性であろう。
バドガールのコスプレを着ている。
コスプレはなかなか他では楽しめないし、バドガールは好きだ。店の雰囲気にも合っている。セクシーな衣装は女性を際立たせる。
衣装を褒めると「太っているので恥かしい」と言った。
男性の1人は見た目も身長も平均的である。少々太っている感じもするがむしろそれが人が良さそうに見える。年齢は30代前半。
もう一人の男性は今日初めて来たという男性。さきほどの男性より一回り大きくしたような体型で髪を刈り上げて立たせている。少々ヤンチャな感じがしたが話してみるととても人当たりが良かった。年齢は30代前半である。
こうしてみるとお客は衣装こそ変わっているが癖のある人はいない。
性的な趣向と見た目は一致しないことを物語っているであろう。
話の都合上、ソファのカップルをA♂さん、A♀さん、小柄な方の男性をB♂さん、初めてきた大柄の男性をC♂さんと仮に呼ぶことにする。
B♂さんは月に2、3回来る常連客であるらしい。
今日も夕方ごろから入っていてあるカップルと一絡みしたらしい。
俺は初めてのハプニングバーなので心構えみたいなものを色々と教えてもらった
B♂さんは本来はSの趣向の方が強いが、ハプニングバーでは多少M的な行為でも拒まずにやるという。それがこの店の楽しみ方である。
いかに場を盛り上げるか、ときにはピエロにならなくてはいけない。
自分の欲望を満たすだけの場ではないということだ。
それでも通いつめるのはこの独特な雰囲気にはまったからだろうか。
C♂さんは今日初めてきた。興味本位で来たという。
自分がSかMかも分からないノーマルだと言っていた。
A♂さんはあまりしゃべらないタイプで職人肌気質な感じがする。Sであると言う。熱心に店においてある縛りの本を見ていた。
俺もS趣向が強く、縛りもすることから話があった。
ただ俺は吊りをやったことがないので見てみたいと言うと、じゃあとばかりに彼女を連れてSMルームで吊りを見せてくれた。
ちなみにA♂さんとA♀さんは本当のカップルではなくハプニングバーで遊ぶパートナーである。
こういうカップルは多いと言う。ただ実際本当の夫婦が来る場合もありカップルのかたちは様々だ。
両足を吊り上げて仰向けになる本格的な吊りであったが、本人が終わったあとに「今日はいまいちだった」と言った。ここらへんにも職人気質を感じさせる。
吊りはなかなか難しい。女性の負担が大きいので気軽に練習できないからだ。
それでもさっと応じてくれるパートナーがいるというのは羨ましいことだ。
ときおりカップルルームからバスローブ姿の男女やコスプレをした女性が出てきてはまたカップルルームへと消えていった。おそらくドリンクを取りにきたり、トイレだったり、シャワーを浴びたりしているのだろう。
そしてまたカップルルームでくつろぐのだろう。
ときおりあえぎ声だけが店内に響き渡る。
カウンターの方に目をやるとさきほどのスーツ姿の男性のカップルは既に帰っていていない。
代わりに30代後半ぐらいのカップルがパソコンの前に座って、パソコンの写真を見ながらなにやら話している。
俺はしばらくパソコンの画面を眺めながら2人の様子を見ていたが男性に話し掛けてみた。
このカップルは夫婦らしい。そして奥さんの方が露出好きである。
自分達が撮った露出写真をこの店の写真BBSにあげているのだ。
それを見ながら撮影時のエピソードを語ってくれた。
露出サークルがあり、撮影ツアーでみんなで撮影してまわったときの写真らしい。
撮影時にはサークルのメンバー以外にも一般のギャラリーが集まり、みな驚いたようにこちらを見ていたという。ただ騒ぎにはならなかった。プロカメラマンの写真集の撮影だと思われていたそうだ。
そんな話をしていると店へ新しい客が入ってきた。
単独男性だ。
歳は30代前半。スポーツマンタイプでがっちりしていて背も高い。
そしてムードメーカーで店の雰囲気が一気に明るくなった。
この男性を仮にD♂さんとしよう。
D♂さんとB♂さんは知り合いらしく会うなり「来てたんか~!」と言いながら挨拶を交わしていた。
D♂さんもソファへ通される。
俺もマスターからソファへ戻るように指示された。
カウンターの客と馴れ馴れしくしすぎたのだろうか。
D♂さんはここ最近来始めたらしいが、頻繁に来ているらしい。
B♂さんと会うのは、2、3回目とのこと。
お互い印象に残っていたのかそうだ。
D♂さんはこの店であったエピソードを聞かしてくれた。
この店で仲良くなったSMバーで働いているS嬢と今度遊びに行くとか。
D♂さんはMではないから、しばかれるかも知れんと冗談半分で心配していた。
男性の一人が「おぉ」と言うのでカウンターの方を見るとさきほどの奥さんが露出度の高いボンテージスーツに着替えていた。
奥さんは痩せ型でスタイルがいい。
男性陣は奥さんを取り囲み、衣装を見ながら褒めている。
しばらくそうしているかと思うと、今度はカップルルームで喘ぎ声が聞こえてきてスモークガラスに近づいて覗き込んだりしている。
俺も何だか楽しくなってみんなの真似をして遊んでいた。
俺が席を立ちトイレに行って戻ってくると、いつのまにか、ソファでD♂さんがA♀さんに言い寄っていた。
「昔の彼女に似ている」とか「衣装がやらしい」とか「興奮して勃ってる」とか言っている。
あまり上手い口説き方じゃないなあと思いつつも新しい展開に期待しながら眺めていた。
しばらくそんな状態が続いたあと、A♀さんがD♂さんにフェラすることになった。
SMルームに移動だ。単独男性も見学していいとのことでみんな移動した。
D♂さんはズボンをおろして床に寝そべり、A♀さんが四つん這いになってフェラする。
しかしギャラリーがたくさんいる前では緊張したのかなかなか勃たない。
手コキをしたり乳首を攻めたりで20分ぐらいは攻めていたと思うが起たずに終わった。
人前で勃つのはなかなか難しい。
そうこうしているうちに終電の時間が近づいた。
俺は店を出て急ぎ足で帰った。
これから非日常的な体験をしていくことになるのだが、続きは以下を読んで欲しい。